第65章の4 妄想シリーズ④ 前女王様Rさんのこと④
とにかく天然なのです
「それが先じゃないかと思いますけど・・」
「・・そんなことよりな」「はぁ?」
「おまえは礼儀がなってない」「・・」
「さっきも(Dさんの友達に)挨拶せんかったやろ」「すみません・・」
「あたしが厳しく躾けたるからな」「・・」
「覚悟しとけよ。あたしはキツイでぇ」
「絶対に甘やかさへんで。ヤバいくらい泣かしたるからな」
「仕置きは必ずその日のうちや。覚えとけよ」「は、はい」
「思いっ切り殴ってボコボコにして顔腫らしたるからな」
「まぁ、おまえにはご褒美やな(笑)」
「たっぷり可愛がったるわ(笑)」にっこり笑うRさん、マゾ心を溶ろけさせる美しいサディスチンの笑みです
「あ、ありがとうございます」
だから・・
奴隷にする、あたしの奴隷になれ、が先じゃないかと思いましたが
この日は最後まで、1番肝心な言葉は無く
奴隷の心得についてのお説教に終始しました
ふんだんにおビンタを交えながら😭
「おい、今、アクビしたやろ」
「あ、すみません。眠くって・・」(もう1時過ぎています)
「眠い? あたしの話が眠いんか⁈」
「い、いや。そういう意味では」
ビシッ、ひぃぃ
ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ
ひぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃい
「目ぇ覚めたか?(笑)」
「覚めました(泣)」
「嘘つけ。未だ眠そうな目してるわ」
「そ、そんな・・」
ビシッ、ビシッ、ビシッっ、ビシッっ
ひぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃぃぃい
「お、お許しを・・(泣)」
「まだまだ(笑)」
ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッっっ
ひぃ、ひぃ、ひぃ、ひぃいいい
隣の席ではDさんが、可愛いRさんに激しく殴られて悲鳴を上げている僕を見て、「うーん、ええ音させてるな〜」と、満足げに微笑んでいらっしゃいました
残酷な打擲はひとしきり続き、漸くRさんが手を休めたタイミングで
「Rちゃん、ホンマ、ビンタ上手やなぁ」と声を掛けられました
「あ、ありがとうございます」存分に僕を打ちのめし、そのせいか少し上気した顔で笑顔を向けるRさん
「なんかやってた?」
「あたし、昔〇〇やってました」「あー、なるほど、それでかなぁ」〈妄想です〉
「打ち抜く感じかなぁ。良いよ。効いてるわ。メッチャ痛い奴(笑)」
「ふふ」
「頬っぺの一番痛いとこに手のひらが綺麗に当たってるわ」
「あんなん喰らったら、マゾ男も血の涙流すな」確かに・・💧
「マゾ泣かせ、いやナオ泣かせか(笑)」
「こんな強いビンタ打てる娘、なかなかおらんで」🥰 照れ笑いのRさん
「な、せやろナオ?」と、僕に訊くDさん
「はひぃ(泣)」さんざん打(ぶ)たれて舌が回りません
「なんやおまえ、その返事は⁈」Rさんが見咎めます
ビシッっっ
ひと際痛烈なおビンタが飛んで来ました
ひぃ〜ん
「うんうん、ええね。痛いやろ?」
「ふひん(涙)」
「ナオ!」またRさんの叱責。「だから返事はきちんとする。あたしが恥ずかしいやろ💢」え?
「すみま・・」謝罪の言葉が途中で、弾き飛ばされました
ビシッっ、ひぃぃん
ビシッ、ビシッっ、ビシッ、ビシッっ
ひぃ、ひぃ〜ん、ひぃ、ひぃぃぃ
息も吐かせぬ往復ビンタ。特に返しの左が鮮やかです
「わかったか?」
「はひぃ(泣)」口の中が鉄の味でいっぱいで、やはり上手く話せません
「はぁ? もっと行く?(笑)」右手を上げ意地悪く薄笑いを浮かべて、僕を揶揄うRさん
「やん、やん、やん」必死で首を振る僕。もう半泣きです
「おまえ、このくらいのビンタでいちいち泣いとったら、あたしの奴隷は務まらんで」・・え?
「もっともっと痛い目に遭わすからな(笑)」
ひぃ〜ん(涙)
「ははっ。ええやん」可愛いRさんにしこたま殴られ、泣きべそをかいている哀れな僕を見て、可笑しそうに笑うDさん
「ふふふ」顔を見合わせ、笑い合う美しい2人のドミナ・・
ちなみに
この後もRさんは絶好調で、楽しそうに笑いながら僕を残忍にいたぶり、気が遠くなるほどおビンタを下さいました😭
Rさんは、最後までそんな調子で、Dさんに素人でも彫れるタトゥーのやり方を聞いたり(後述します)、僕に対しては引き続き、お説教してはビンタ、お説教してからビンタの繰り返し、でした
別れ際にも、「おやすみ!」そう言って、往来で激しいおビンタを下さり
ビシッっっっつ、ひぃぃぃ
深夜、タクシー待ちをしている人たちが皆振り返るほどの高い音が響き
Dさんは大笑い
Rさんの乗った車を見送り、痛む頬を摩りつつ、首を捻る僕でした
どうしても気になった僕は、翌日Rさんに電話を入れ
「Rさん、昨日のこと覚えていらっしゃいますか」と、お尋ねしました
「うーん、酔うてたからなぁ。覚えてないわ」
どひゃあ〜
「僕のこと、奴隷にする、みたいな・・」
「そっか。そんなこと言うたっけ」
ひぇぇ
「ま、そう言うたんなら、そうちゃう?(笑)」
「え〜」
「言うたんやろ。おまえは、あたしの奴隷。それでええやん」
「いや、その、あの・・」
「なんか文句でもあんの?」
「いや、あの、その・・」
「じゃ」
そう言って、電話が切れました
うーん・・
嬉しくないと言えば嘘でしたが
呉緒様のことを思うと複雑な心境でした
ですが、あんな可愛いらしい素敵な女性の奴隷になれる・・。マゾにとって、何たる僥倖
成り行きに任そう、そう思いました
が、これは浅薄な行為でした
そしてこの時の軽薄な短慮をこの数年後、呉緒様から徹底的に指弾され、厳しく叱られることになるのは第57章の3で前述した通りです
https://naonaooan.hatenablog.com/entry/2022/11/05/001500
『おまえを奴隷には戻さん』と言った呉緒様のセリフ
載せませんでしたが次の言葉は
『おまえはRちゃんを選んだんや』
でした
僕が真っ青になり言葉を失ったのは、言うまでもありません
僕の軽率な行動が、呉緒様を傷付けていたことに、その時になって漸く、気付いたのでした
ついでに
第61章の1で、Dさんが「○○のことは」というのは、Rさんのことです
https://naonaooan.hatenablog.com/entry/2023/01/07/000000
そう
僕には(捨てられたとは言え)呉緒様がいらっしゃいます
そして、僕は呉緒様を愛しています
Rさんのことも好きですが、呉緒様ほどではありません
「望外なお申し出で、大変光栄ではありますが、Rさんの奴隷になるのは、お断りしたいと思います」
これが模範解答でした
前述の通り、そう言えなかった(言わなかった)ために数年後、呉緒様に罵倒され、厳しい仕置きを受け、ズタボロにされ、泣いてお詫びしても許されず、詫び続け殴られ続け、死ぬほど後悔することになるわけですが※
それはまた別のお話・・
※結果的にRさんにお仕えしたのは1年2か月の短期間でした(理由は後述します)。が、その間、脳震盪を起こすほどぶちのめされ、腰が抜けるほど沢山可愛がって頂きました
冗談抜きに、Rさんの過酷な責めに、僕は何度も泣き叫び、泣き喚き、悶絶しました
顔面蹴り、舌焼き、顔面膝蹴り、窒息責め、グーパン連打で昏倒・・
マジで死んじゃう(殺される)かと思うほどの凄絶で残忍ないたぶりを受けましたが
呉緒様とは全く違うタイプ(意外に思われるかも知れませんが、Rさんの方が呉緒様よりずっと厳しく、時所構わず〈街中でも〉ビンタが飛んで来ますので、お側に居る時は終始緊張を強いられました。口答えなどもってのほか、軽い冗談でも返答はおビンタでした😭)の女王様にお仕えし
マゾとして、良い経験(後述します)にもなりましたので、彼女には感謝しかありません
(今更ですが、妄想です)
妄想シリーズはまだまだ続きますが、65章は一旦終了と致します
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