呉緒様の奴隷 豚吉日記

心斎橋アメ村FARPLANEの美しき女神、呉緒様の奴隷豚吉(ぶたきち)です。変態マゾ。この世で1番愛する女性、呉緒様の奴隷にして頂いて18年、感謝と土下座の日々です。

第四十七章の4  続・白い火花

☆続・白い火花 後編 おビンタ考⑦

 

がんっ、がんっ、がんっ
ひぃ、ひぃ、ひぃぃぃぃ
楽しい・・。
信子は、降って湧いたような、この新しいお遊びにすっかり夢中になっていた。
いっそのこと、このまま朝まで殴り続け、庭にでも縛りつけておいて、明日も引き続きなぐろうかしら。
信子はそんな物騒なことを考え始めていた。
恵美子とは、今日帰すと、別に約束したわけじゃないし。
がんっ、がんっ、がんっ
ひぃ、ひぃ、ひ。

突然、男の悲鳴が途絶えた。
がくんと項垂れ、腰紐にぶら下がっている様子であった。
絵梨が走り寄って、男の顔を覗き込んだ。
「奥様、気絶していますわ」
あらそう。信子は事も無げに言うと、コップを手に取り、水を口に含んだ。
「起こせるかしら」信子がそう訊ねると、
「はい。気付け薬がありますから、起こせます」絵梨が笑ってそう言った。「あの、奥様のご親類の〇〇病院から頂いた薬で、良く効きます。実は昼の折檻でも、二度ほど使っているんです」
「おほほ。それは良いわね」

男は、絵梨の手慣れた処置で速やかに息を吹き返した。そして、おびえたような目で信子を見上げると、
「奥様、どうかお許し下さい」鼻血まみれの顔でそう言って、泣いた。無様で哀れな男の涙であった。
「駄目よ。許してあげないわ」信子はそう言って一笑に付すと、再び拳を固めた。
「あぁ神様!」男の悲痛な叫びに、信子は思わず吹き出していた。
「神様、ですって」絵梨がすぐに反応した。「おお、神様。奥様がぶちのめしてご覧にいれますわん」空を仰ぎ、そう大仰に言う絵梨の仕草に、女中たちが大笑いした
信子もしばらく笑っていたが、すぐに顔を引き締め、折檻を再開した。

 

がんっ、がんっ、がんっ
ひぃ、ひぃ、ひぃぃぃぃ
男は、鼻からも口からも、血を流し、目も頬も切れていた。
数は数えていなかったが、少なめに見ても前回の3倍程度はなぐったであろうか。
男は二度失神し、その度、絵梨の手練の技で蘇生して、三度(たび)なぐられた。
信子は、最後の右フックで、男の鼻柱を叩き折った手ごたえを感じたところで、ようやく手を止めた。
「今日はこれくらいで堪忍してあげるわ」
と、言っても、血みどろの男の顔になぐる隙間が残っているようには見えなかった。

絵梨が男の縄目を解き、「こいつ、どうしますか」と信子に訊ねた。
「書生さんを呼んで、引き取ってもらいましょう」信子はそう答えた。つい先ほどまでは明日もなぐろうかと思ったりもしていたが、充分になぐれたので、すっかり満足し、そんな気は失せていた。
というか、もう男への関心がきれいさっぱり無くなっていたのだった。

 

その夜、恵美子から電話があった。
「凄いわねー。やるじゃない」女友達の言葉は、先ずは称賛からであった。
「実は、帰って来たら、あたしも往復びんたを喰らわしてやるつもりだったんだけど・・」恵美子はそう言って、残念そうにため息をついた。「もう、なぐるとこ無さそうだったわよ」
「ふふ」そう言って笑った後、信子は、「でも、なぐるでしょ?」と訊ねた。
「当然よ!」と恵美子。
「早ければ明日にも、たっぷり喰らわして懲らしてやるわ。二度と迷惑かけないよう、徹底的に痛めつけてやる」そう決意したように言う女友達の様子に、再び微笑みを浮かべた信子だったが。
多分、三度目の折檻があるだろうなぁ、と、何となく予感していた

 

  続く(かな?)

 

久しぶりの更新になりました

色々ありまして・・

更新を楽しみにされていた方、大変申し訳ありませんでした

 

夏木青嵐シリーズは、今後も折を見て続けていくつもりですが

しばらくはまた、呉緒様讃歌に戻りたいと思っています(^o^)/

 

 

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