お美しい呉緒様
第54章の3 奴隷の自慰行為とおビンタ中の会話
ビシッ、ビシッっ
ひいい、ひぃぃぃ
『ふふ』
「呉緒様ぁ、お許しを、お許しを(涙)」
余りにも過酷な懲罰に
耐久力の限界を軽く超えた僕は、既に目から大量の涙を零し、足もふらふら、右から左から激しく殴られては悲鳴を上げ、泣きじゃくる泣き人形と化していました
ビシッ、ビシッ
ひぃ〜ん
「お、お許しを。ひぃ、お許しを(泣)」
『うふふ』
呉緒様は余裕たっぷりです
時折、右手を振り上げたままの姿勢で、目を光らせ、厳しく『おい❣️』と、僕をお叱りになります
僕が足下をふらつかせていて、殴りにくい、ちゃんと立っていろ、ということのようです
「す、すみません」
慌てて僕は、足を踏ん張ります
『良し』
すぐに右手が振り下ろされ
ビシッ、ひぃい
おビンタが再開されます
ビシッっ、ビシッっ
ひいぃ、ひぃぃぃい
「く、呉緒様ぁ、お、お慈悲を(涙)」
『慈悲❓ んなもん無い(笑)』
僕の懇願を一笑に付す呉緒様
ビシッ、ビシッっ、ビシッっつ
ひん、ひん、ひん
「ふふふ。ええ(泣き)声(笑)」
心の底から愉しまれているご様子で、引き続き、力いっぱい強い激しいおビンタを、僕の頬に叩き込まれる呉緒様です
ビシッ、ビシッ、ビシッっ
ひえーん、えん、えーん
堰を切ったように涙が後から後から溢れ出て来て
激しく殴られながら、肩を震わせて泣きじゃくる僕
もう涙が止まりません
『ふふふ』
ビシッ
ひいん
『女に殴られて泣くなよ。みっともない』
『男のくせに(笑)』
『恥ずかしっ(笑)』
ひん、ひん、ひん
『ふん❣️(笑)』
軽蔑し切った目で僕を見下し、更に嘲り、最後は鼻で笑う呉緒様
・・でも、可愛いです💕
深夜で人影が少ないとは言え、ゼロではありません
稀に近くを通る人もあります
呉緒様は、知り合いか否かを横目でチラッと確認するのみ
知らない人だと
もう、いちいち気にされていません
おビンタがそのまま続行されます
通りがかった人は、怪訝な表情を浮かべますが、なるべく関わりになりたくないためか、小走りで通り抜けて行きます
知り合いの時は、『あ、〇〇さ〜ん💕』女性らしい黄色い声で手を振られたりされます
知人に向けて右手を振り、振った右手をそのまま僕の頬に打ち込まれることもあります
ビシッっ
ひぃい
「おお、奴隷さん、殴られてはるわ〜」
『ふふ』
「うわ、痛そう・・」
「え? 泣いてはんの? 本当に?」
「クレちゃん、いつ見ても綺麗!」
『ありがと😁』
笑顔で応える呉緒様
『また店来てね〜』
にこやかに営業スマイルの呉緒様です
でもすぐに、目をキッと光らせ、はっしとばかり僕の頬を殴り付けます
ビシッ、ひぃぃ
『何処見とんねん❣️』
え、あ、いや、呉緒様がお知り合いの人に目を向けたから、そちらを見ただけで、決して目を逸らしたわけでは・・
ビシッっ、ひぃぃい
『ちゃんとせぇ❣️』そ、そんな・・
ひ〜ん(泣)
「ごめんなさい〜(涙)」
理不尽に叱られ、それでも泣いて謝るしか出来ない無様な僕・・
ビルの階段の踊り場のような公共の場所で、美女に叱られて殴られて泣いている初老のオッサン
それを他人に見られてしまう
良い歳をした男が、無慈悲な美女の厳しい折檻を受け、子供のように涙を流し、女に、力ずくで反省させられているところを、衆目に晒される
どう言い換えても惨めです。なんて惨めなんでしょう
無様としか言いようがありません
トータル60発超のおビンタを見舞われ、涙も枯れ尽くしたかと思われた頃、ようやく呉緒様の打擲が治りました
頬が、特に左頬が燃えるように熱く、腫れぼったくなっていることがわかります
唇が切れ、血が滲んでいます
肩で息をしつつ
涙で曇る目で呉緒様を見ると、顔には満面の笑み
『どう❓』可愛らしい仕草で、軽く首を傾げてお訊ねになりました
「・・」涙と鼻水で喉が詰まり、声が出ません
『浮気したら、どんな目に遭うか、わかった❓』
ひぃぃん
「は、はい。勿論です」
『ホンマに❓(笑)』
「は、はい。ぼ、僕はじぇったい呉緒様以外でふぁ、あの、その・・、オナニーは・・」呂律が回りません
「・・しません」
『ホンマかなぁ(笑)』可愛らしく、クスクス笑う呉緒様。『おまえ、口だけやしな(笑)』
ひん、ひん、ひん(泣)
そんなぁ・・(涙)
『もっと殴らんとあかんのかなぁ(笑)』
ひぃぃぃぃ
「お許しを、お許しを、呉緒様ぁ(泣)」
『ふふ』
僕の必死の哀訴を、やはり一笑に付す呉緒様
『ま、今日のは予行演習やけどな。ホンマにやらかしたら、こんなもんやないで(笑)』
ひえぇぇ〜
『マジでぶちのめしたるからな(笑)』
ふひゃ〜
『ふふふ』
そして、呉緒様のお顔から笑顔が消え、ゆっくりとお顔を近付けて来られました
至近距離で僕を睨み付け
『おまえ、生意気やで。奴隷のくせに』そう、吐き捨てるように仰いました
ひいん
美しい呉緒様のお顔が間近に来て、厳しい瞳に睨まれ、僕は震え上がりました
何とかに睨まれた蛙ならぬ、女王様に睨まれた奴隷、でした
心臓が高鳴っています
『反省した❓』
「は、はひぃ〜」
「ご、ご、ご・・。ご、ごめんなさ〜い(涙)」
「お許しを、お許しを、呉緒様ぁ」
「僕が、僕が悪うございました〜」
顔中を涙まみれにし、声を裏返させて謝罪する僕
『ふふ』
そんな無様な僕の様子を見た、呉緒様の紅い唇に、満足気な笑みが浮かびました
👇
にこやかな笑顔の呉緒様が、足元を指差しています
ああ、やっと・・
天の助けとばかり、僕は倒れ込むように土下座し、泣きながら、おビンタの御礼を申し上げました
「ご打擲ありがとうございます😭」
『うん、うん』にっこり笑いながら、勝ち誇ったように頷く呉緒様
見下ろす美しい呉緒様と、土下座をする泣き顔の醜い奴隷、素晴らしいコントラストです
そして、ヒールの先っぽに接唇
今日は赤いハイヒール👠です
チュ、チュッ、チュッ
何度も唇を付けていましたが
突然、足が引かれ、ヤバい、と思った瞬間
ガンっ
ぎゃひぃい〜
顔面に蹴りが飛んで来ました
続く
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