呉緒様の奴隷 豚吉日記

心斎橋アメ村FARPLANEの美しき女神、呉緒様の奴隷豚吉(ぶたきち)です。変態マゾ。この世で1番愛する女性、呉緒様の奴隷にして頂いて18年、感謝と土下座の日々です。

第11章 第1期奴隷時代〜笑えるエピソード

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★第1期奴隷時代の

今では考えられない

そして思わず

笑ってしまったエピソードをご紹介します

 

すぐる年

押し詰まった年末の、風の強い寒い晩

そろそろ寝床に入ろうかという時間に

呉緒様から電話が入りました

いま、西梅田で友達と飲んでいるけど

お金が足りない、(銀行に)振り込んで、とのことでした

当時既にネット銀行はありましたが

呉緒様が口座をお持ちではありませんでした

普通銀行への振込みでは、今日の支払いに間に合いません

その旨をご説明し

「(お金持って)すぐ行きます」

そう申し上げて

ベッドから降り立ち普段着に着替えました

電車なら20分ほどで着きます

お金だけ渡してユーターンすれば、終電には充分間に合う時間でした

寒かったですし、面倒くさかったですが

愛する呉緒様のためです

頑張って駅に向かいました

 

西梅田に到着

LINEは未だ普及前ですので

専ら電話とメールです

大体の場所を聞いて

待ち合わせ地点に向かいますが

あの辺り、似たような地上への入口が沢山あって

なかなか呉緒様に巡り会えません

電話にて、「あれ?、ここじゃないですか?」

『違(ちゃ)うわ❣️。アホっ❣️』

少しずつ声に怒気が含まれて来ました

『何回間違うねん。早よせい❣️』

ヤバっ・・

それでもなかなか巡り逢えず

そこそこ時間が経過した後

焦りつつ幾つ目かの階段を駆け上がると

そこで漸く、コート姿の呉緒様を発見しました

人通りの少ない道端に一人佇んでいらっしゃいました

遠目からも美しさは際立っていましたが

顔付きを見ると、既にお怒りモードです

「すみませ〜ん」そう言って走り寄ると

 

ビシッ

ひぃぃ〜

痛烈なおビンタが飛んできました

冬の寒い日で

顔が張っていますから

痛みはひと際でした😭

『アホか❣️、こんな寒い日に

わざわざお金持ってやって来て

なんで殴られてんのよ❣️』

僕は余りの痛みに早くも半泣きでしたが

そこは関西人

痛む頬を押さえつつ思わず申しました

「呉緒様、それ、僕のセリフです」

これには呉緒様大爆笑

『アハハ、そらそうや』

身体を捩って、可笑しそうに笑っています


お金をお渡しすると

『ありがと』

にっこりと微笑まれた呉緒様から

更におビンタを頂きました

ビシッ、ひぃぃ

またまた大笑いの呉緒様

『ナオ(豚吉)は叱られても

褒められても

殴られるんやね』

「へへ」目に涙を浮かべて追従笑いの僕

『もう1発』

ビシッ、ひぃぃ

風は冷たく頬の痛みがジンジン響きました

夜の西梅田、人通りは少なく

美女に殴られて呻吟している中年男に気付く者はいませんでした

『ふふふ、何フラついてんねん』

思いがけないビンタ連打に、僕はフラフラでした

『しっかりしいや❣️』

ビシッ

「ごめんなさい!」

ビシッ、ひぃぃ

何故殴られているのか、良くわかりませんでしたが

何発か追加で殴られて、とりあえず詫びていました

ビシッ、ひぃい

『ふふ』漸くビンタが止みました

『じゃな、気ぃつけて帰りや』

そう言って

踵を返す呉緒様

僕は近くの階段に消えて行く美しい呉緒様の後ろ姿を惚けたように見つめていました


今ならPayPay等でワンタッチで終了、ですね

でもまー

ご褒美ビンタも頂けたので(メッチャ痛かったですけど)

(僕にとっては)楽しい、笑えた思い出です🤗