お美しい呉緒様
第55章の2 呉緒様の写真①と少し厳しめのお説教
美しく厳しい呉緒様のお説教タ〜イム💦
ひーん
『あたし、○○が美味しいって言うたよな❓』
「・・」
『覚えてないんか❓』
「はい。酔っ払ってたかと・・」
『嘘っ。あの店一軒目やで(笑)』
「・・」
『要するに、人の話、聴いてないんやな』
「・・」
『なぁ❓』
「ひーん(泣)」
『泣いて誤魔化すなや💢』
「すみません」
『何が、すみません、なん❓』
「話、聞いてません、でした。か、忘れました。申し訳ありません」
『忘れた❓」
「最近、物忘れが・・😅」
『おいっ❣️』
「ひん」
『ふざけんな❣️』
「はい」
『もいっ遍訊くで。おまえは、あたしの何や❓』
「奴隷です」
『で、奴隷の仕事は❓』
『女王様にご奉仕することです。命賭けて」
『具体的に言え』
「女王様にお尽くして、女王様を喜ばすことです」
『そやろがい❣️』
「はい(泣)」
『まさか、あたしの背中見て発情するのが仕事違(ちゃ)うよな❓(笑)』
「ひーん。ごめんなさい」
『ほんで、奴隷は女王様には❓』
「女王様には、従順にお仕えします。絶対服従です。お言い付けは必ず守ります」
『ん❓、おまえさっき、あたしに手ぇ振らんかったっけ❓』
「ひーん(泣)」
『なぁ❓』
「ごめんなさい。つい、悪ふざけが過ぎました。お許し下さい」
『生意気やなぁ❓』
『奴隷のくせに(笑)』
「ひーん、すみません、すみません。あ・・」
『だから💢』
「すみませんは、一回です。ごめんなさい〜」
『あたしは、何が好きって言った❓』
「○○が好き、と、仰いました」
『ふふ、漸く覚えたか(笑)』
「は、はい。もう忘れません」
『どうかな❓(笑)』
「後で、仕上げにおビンタ頂けましたら、もう絶対に忘れません」
『はははははは』
『殴られたいだけか(笑)』
「すみません。でも割とマジに、そう思います」
『そうかもな。おまえは、頭が犬か馬レベルやし。あ、豚か(笑)』
「は、はひぃ」
『ナオ❣️』
「はい」
『調子に乗ってると、ホンマに捨てるで』
「ひーん(泣)。お、お許しを。呉緒様、お許し下さい」
涙が頬を伝わりました
『泣くなよ。みっともない(笑)』他にもお客さんがいます。カウンターの中には、女の子も居ます。たまにこちらをチラチラと見ています。そんな場所で僕は、美しい呉緒様に叱られて泣いているのです
「すみません」
『反省した❓』
「は、はい。反省しました」
『そうか』にっこり笑う呉緒様
『後で、目一杯強いのをやるわ(笑)』
「あ、ありがとうございます(涙)」
『楽しみにしとき(笑)』
「はい」
『うふふ』妖艶に笑う呉緒様です
が、お許し頂けた、わけではありませんでした
『で、あの日はPARCO食べ歩きしたけど。2軒目は何処行ったか、覚えてる❓(笑)』
「・・」
『なぁ❓』
「すみません。覚えていません」
『○△や』
「は、はい」
『そこでは、あたし、何食べて、どんな反応やった❓』
「・・」
『ねぇ❓』
「・・」
『まさか、それも覚えてないんか❓』
「・・はい(泣)」
『アホぉ❣️』
「ひーん、すみません(涙)」
『こらもう、ズタボロ決定やな(笑)』
「ひぃん、ごめんなさい」
『たっぷりボコったるわ(笑)』
「・・(涙)」
『可哀想に(笑)。あたしと楽しくご飯行ったはずやのに。こんなことで・・。叱られて。何でズタボロにされんといかんのよ。アホ違(ちゃ)う❓』
ひん、ひん
『またあたしに、沢山殴られて、シバかれて※、ぶちのめされんねんで(笑)』
※「殴る」の関西弁
『ビンタよりグーパンかなぁ(笑)』
『ぶちのめし感あるし(笑)』
ひーん
『なぁ❓』
「・・」
『そんなことでって、思ってるやろ❓』
「い、いえ。思ってません。全部僕が悪いですから」
『ホンマ、不満なん違(ちゃ)う❓』くすくす笑いの呉緒様
思い切り頭(かぶり)を振る僕
「絶対、そんなこと、ではありません。大事なことでした。申し訳ありません。お許し下さい。以後、気をつけます。どうかご存分にご打擲下さい」
『ふふ。ホンマかなぁ❓』にやにや笑って僕の顔を覗き込む呉緒様
「これからは、呉緒様のお話はちゃんと聴いて、忘れないようにします」
「特に、何がお好きか、なんかは決して忘れないよう努力します。メモを取ります」
「ですから、どうかお許し下さい」
「僕が悪うございました」
カウンターの椅子に座ったままですが、泣きながら神妙に頭を下げます
呉緒様が、他のお客さんの対応で、席を離れられ、僕は漸く、ひと息吐きました
んな感じで、美しい呉緒様から、久しぶりにたっぷりとお説教され、僕はひいひい泣いて詫びたのでありました
予告通り、帰り際におビンタを2発頂きました
「帰ります」と申し上げますと、『そうか』
にっこり笑った呉緒様が、ゆっくりとカウンターから出ていらっしゃいました
紅い唇には妖艶な笑み
目に《殴るね》のシグナルを称えていらっしゃいます
近付いて来た呉緒様の右手が、サッと上がります
ああ・・、今日も呉緒様に殴られる
でも奴隷は甘んじて、それを待つしかありせん
情けなく、恐ろしい。でもそんな緊張感が堪らなく好きな変態の僕です
ビシッ、ひいぃ
1発で、左頬全体がパッと焼けるように熱くなりました
『ふふ』
『何よろめいとんねん。弱っ(笑)』
嘲りもお忘れではありません
興味深そうに見ていた他の女の子たちからも、笑いが起こります
ビシッっ、ひぃぃぃ
痛烈な2発目
目から火が出るような1発に、火と一緒に
僕の眼鏡が飛び、見ていた女の子も呉緒様も爆笑
眼鏡を見失った僕は、床に這いつくばって眼鏡を探し、更に嘲笑の的になりました
四つん這いの僕のお尻を、呉緒様が蹴り上げ、僕は悲鳴を上げます
『(眼鏡は)そっちや。アホぉ❣️(笑)』
「あ・・」
『さっさと帰れ❣️』
と言いつつ、また蹴り
ドカッ、く・・
ドカッ、くひぃ
固いヒールの連続蹴りに、泣き声を上げる僕
「ひーん」
『あははははははは』
『気ぃつけてな』
「はい。ありがとうございました」
そう言って、這々の体でPARCOを後にする僕でした
オマケ
素敵な呉緒様
1は、こちら