呉緒様の奴隷 豚吉日記

心斎橋アメ村FARPLANEの美しき女神、呉緒様の奴隷豚吉(ぶたきち)です。変態マゾ。この世で1番愛する女性、呉緒様の奴隷にして頂いて18年、感謝と土下座の日々です。

第50章の1 運命という目眩く糸

f:id:NaoNaooan:20220213064407j:image素敵な呉緒様

 

☆運命という目眩く糸 その1

 

呉緒様の奴隷にして頂いて16年目を迎えました

呉緒様と僕の出逢いは、奇跡と偶然の連続でした

ちょっと考えられないようなことが、幾つか起こりました

50章に到達したのと16年目を記念して、そんな話を書いてみます

 

いがらしみきおの漫画に、「人と人とがぶつかる不思議」って4コマがあります(点と線だけで描かれ、あちこちに寄り道する2つの点が最後には何故かぶつかる、という印象的な漫画です)

人と人との出逢いは、幾つもの不思議に満ちています

そしてそれが終わってみれば

運命という必然なのかと思わされたりします

 

呉緒様と知り合う前の僕は、マゾの上にヲタクでした

その当時は、関西在住でしたが

相変わらずSMクラブに足繁く通い、マゾ系の雑誌はほとんど購入していました

そのうちの一冊に「SMシークレット」という雑誌がありました

この雑誌の特色は、各所のSMクラブの女王様たちをカラーグラビアやピンナップで紹介していたことです

要するに、グラドルみたいな扱いで女王様を紹介してしていました

そのうちの一枚の写真に、僕は惹きつけられました

 

Mさんというその女王様は、大阪のYという老舗のSMクラブ所属でした

そこには何度か行ったことがありましたので

僕は早速Yに行き、Mさんを指名しました

 

Mさんは、僕より5歳年下で

写真で見た以上に素敵で活発な女性でした

たまたまですが

お話しているうちに、共通の話題が見つかり、僕たちはすっかり親しくなりました

翌週には2度目の訪問

その際には、Mさんの仕事が終わった後、梅田でご飯行く約束まで取り付けました

 

SMクラブの女王様とお店の外で逢うのも、デートするのも初めてのことでした

ただしMさんは別にS性というわけではなく、割の良いバイトを探していて、たまたまYに勤め始めた、ということ、でした

彼女とのプレイは、ボクシンググローブをしてのサンドバッグプレイ、浣腸、ペニバン等々、僕の求めに応じて、彼女は何でもしてくれました(機会があれば、Mさんとのプレイは後述します)

おビンタも腐るほど頂きましたが、特別に痛かった記憶はありません

良い意味でも悪い意味でも、普通の女性でした

 

彼女自身も、普段は女王様として付き合うより、普通の女性として僕に接しました

僕は勿論、彼女に夢中になっていましたので

クラブでのプレイの際は、生まれて初めて、「好きな女性に虐められる」という

得難い経験、初体験をしました

が、クラブの外では普通の男女でした

 

当時は、ケータイは無く、彼女への連絡は、専らポケベルでした。時代ですね〜

僕は車をYの近くに止めて、彼女の仕事終わりを待ち、合流すると車で彼女をマンションまで送りました

そんな友達以上恋人未満の関係は、残念ながら長続きはしませんでした

 

やがてポケベルを鳴らしても、連絡が来なくなり、お別れとなりました

そして、たまたま当時勤めていた会社で、東京勤務の辞令が出ました

Mさんを未練がましく追いかけるより、これを良い機会と捉え、すっぱり忘れようと決め、東京での生活を始めました

 

東京でも早速、SMクラブ通いをしました

が、これがさっぱり楽しくありません

それはそうです。「好きな女性に虐められる」という凄い経験をしてしまった僕にとって

どんな美人女王様とのプレイも、物足りなく思えてしまったのです

かと言って、今からまた、女王様と付き合うなんて奇跡がそうそう起こるはずもありません

僕は、色んな意味で諦めました

 

その当時、参加していたエロ小説創作中心の場、当時はパソコン通信、今で言うネットの掲示板に僕は

「3次元を卒業します。これからは2次元に生きて行きます」と、3次元卒業宣言をしました

 

それのキッカケになれば、と、僕はマゾ専門誌にマゾ小説を投稿しました

それまでも雑文程度は投稿して、幾つかは採用されて掲載されましたが

本格的な小説の投稿は初めてでした

 

ここまででも奇跡が幾つか起こっています

先ず、Mさんと出逢い、お付き合いすること

別れたタイミングで東京勤務になったこと

そして

次の奇跡は

僕の小説が、そのマゾ専門誌に掲載されたこと、でした

 

掲載された専門誌が発売になってすぐ、東京で既に何度も逢っていたIさんという、先程の創作サイトで知り合った方から連絡があり

「◯◯という小説は、あなたが書いたモノでしょ」と言われ、驚かされます

ペンネームも別人、文体も意識的に変えていたのですが

僕と何度か逢っていたIさんは、僕の作品だとひと目で見破り、僕に連絡をくれたのでした

そして

「インターネットってご存じですか?」と訊かれました

 

当時、インターネットは黎明期でした

 

  【続く】

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