呉緒様の奴隷 豚吉日記

心斎橋アメ村FARPLANEの美しき女神、呉緒様の奴隷豚吉(ぶたきち)です。変態マゾ。この世で1番愛する女性、呉緒様の奴隷にして頂いて18年、感謝と土下座の日々です。

第三十七章 おビンタ考③

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☆ビンタ文学紹介〜夏木青嵐その1

 

今回も呉緒様とは関係無く、僕の個人的な思い入れの強いビンタ文学(豚吉命名)のご紹介です

満を持して、おビンタ作家・夏木青嵐の登場です

夏木青嵐は昭和48年頃、「風俗奇譚」でデビュー、廃刊に伴い「SMファンタジア」で、連載再開。こちらの廃刊に伴い、筆を折っています

(SM小説は・・と、本人が断っていますが)

 

作風は一貫して

「下賤な男が、美しい貴婦人の下着を盗み捕まり、罰として、その貴婦人におビンタを中心に打擲される」がテーマになっています

鞭打ちやおげんこつ、ハイヒールビンタや

竹刀でのリンチにケツバット、柔道技での投げや絞め落としなど、責めの種類は、豪華絢爛です💕

美しく気品のある女性たちに、一方的に打擲され、残酷な責め苦に泣き喚く哀れな男たちの描写が素晴らしいです

 

「女権国家の男囚たち」シリーズ等々、名作が沢山ありますが

今回は、仕置きがビンタのみの

「我が妻は美人なれど」をご紹介します

 

清彦は、Y大学講師、ミスY市に選ばれたこともある妖艶な美女、陽子と結婚して2年

が、実はこれ偽装結婚、今(でもないか)で言うところの仮面夫婦

彼女には間男がいたのです

その間男は、清彦には一切構わず、二人の新居に押しかけて来て、泊まって行ったりしています

彼は、陽子に指一本触れることが出来ないだけでなく、召使同様に仕える羽目になっています(夏木作品の他の男性と同様、彼は別にマゾではありません)

元来学者肌で気弱な清彦は、気の強い陽子の言いなりになって、頻繁に殴られたりもしています

今日も、男が泊りがけでやって来て、甘い睦み言が交わされた後、陽子に呼ばれ、彼女の前に座りますが、突然殴られます

 

※※※

膝のわきにおいてあった週刊誌で、いきなり物も言わずばしっと横面をやられたのである。眼鏡がすっとんで、彼が大きくあおむいた。

ばしっ、ばしっ、ばしっ、ばしっ。

続けて、力いっぱい4、5回殴られた

(中略)

以前に一度、かしこまりかたがだらしないという理由で、いきなり陽子に痛烈なびんたをもらった経験があったので、今度もそれかと思って、彼は慌てて両膝を固め、正座し直してみた。

だがダメだった。

週刊誌が使えなくなったので、今度は白い平手でぴっぱたかれた。

ぴしゃっ、ぴしゃっ。

目から火が出そうな痛烈なびんただった。

理由がわからずに、こうしてやたらとひっぱたかれるのは、辛く情けないものだった。で、彼は思わず鼻を啜ってしまった。両頬は火のように熱く燃え上がって、うずいていた。

「泣くんじゃないっ」

陽子に叱咤されて、

「はいっ」

彼の声に涙がにじんだ

(中略)

「自分で考えるのよ。おまえ、自分でした不始末を自分で考えつかないはずはないでしょう」

「は、はいっ」

「わからないのっ」

「わかりません」

彼は赤く晴れ上がった両頬を涙で光らせて言った。

その顔を陽子が、今度は美しいがきつい目でじっと睨んだ。

それは女が美しいために、怒った顔は凄艶そのものだった。

彼は震えた。

「奥様、許して」

「ダメよっ。わからなけりゃ、わかるようにしてあげるわ。おびんたがもっと欲しいということなのね」

「わわ。許して」

陽子の白い手が電光のように宙を走って、また彼の頬が高い音をたてて鳴った。

ひっぱたかれるたびに彼の顔は、不随意に忙しく右向け左向けを繰り返した。

(中略)

「まだわからないのっ」

往復15、6回もびんたをちょうだいしたあと、また彼女の厳しい叱咤を受けた。(中略)

彼の答えはなく、嗚咽だけが聞こえた。

「ばかっ、泣くんじゃないわよっ」

※※※※

叱られた原因は、ただの連絡ミスだったのですが、とにかく些細なことで、美人の我が妻に殴られる哀れな男の話になっています

 

個人的には、少し設定を変えた「我が妻は美人でピチピチギャルなれど・・」なんて剽窃文を作っていますので

チャンスがあれば

いずれそちらもご紹介します😊